和製英語とは?英会話で通じないカタカナ語一覧と正しい英語表現
「サラリーマン」「ノートパソコン」「コンセント」。どれも毎日のように使うカタカナ語ですが、実はそのまま英語で言ってもネイティブには通じないことがあります。
このような日本で生まれた英語風の言葉を「和製英語」といいます。英語を話そうとしたときに「カタカナ語を英語っぽく言えば通じるはず」と思っていると、思わぬところで会話が止まってしまうかもしれません。
この記事では、英語初心者の方に向けて、和製英語とは何か、日常会話でよく使う和製英語と正しい英語表現、そして和製英語とうまく付き合うコツをご紹介します。
和製英語とは?カタカナ語との違い
和製英語とは、英語の単語をもとに日本で作られた言葉のことです。英語のように聞こえますが、英語圏では使われていなかったり、違う意味になったりします。
一方で、カタカナ語の中には「コーヒー(coffee)」「テーブル(table)」のように、英語でもそのまま通じる言葉もたくさんあります。つまり、カタカナ語には大きく分けて次の3種類があります。
- 英語でもそのまま通じるもの:コーヒー(coffee)、バス(bus)など
- 英語を短くしたもの:エアコン(air conditioner)、リモコン(remote control)など
- 日本で組み合わせて作られたもの:サラリーマン、ガソリンスタンドなど
2つ目と3つ目が、英会話で「通じない」原因になりやすい言葉です。
なぜ和製英語は通じないの?
和製英語が通じない理由は、主に3つあります。
1つ目は、英語にはない組み合わせであることです。「ガソリンスタンド」は gasoline と stand を組み合わせた言葉ですが、英語では gas station(アメリカ)や petrol station(イギリス)と言います。
2つ目は、短くしすぎていることです。「パソコン」は personal computer を縮めた言葉ですが、英語で「pasokon」と言っても伝わりません。
3つ目は、意味が変わっていることです。たとえば「マンション」は英語の mansion がもとですが、英語の mansion は「大豪邸」を指します。日本のマンションのイメージで使うと、相手を驚かせてしまうかもしれません。
日常会話でよく使う和製英語と正しい英語表現
ここからは、英語初心者の方がつい使ってしまいがちな和製英語を、場面別にご紹介します。
家・暮らしの和製英語
- コンセント → outlet(アメリカ)/socket(イギリス)
- マンション → apartment/condo(分譲の場合)
- レンジ(電子レンジ) → microwave
- ガスコンロ → gas stove
例文:Is there an outlet near here? I need to charge my phone.
(この近くにコンセントはありますか?スマホを充電したいんです。)
仕事・学校の和製英語
- サラリーマン → office worker/company employee
- ノートパソコン → laptop
- シャープペンシル → mechanical pencil
- ホッチキス → stapler
- アルバイト → part-time job
例文:I’m an office worker in Osaka.
(私は大阪で会社員をしています。)
ちなみに「アルバイト」はドイツ語の Arbeit(仕事)がもとになった言葉です。カタカナ語には英語以外の言語から来たものもあるので、注意が必要です。
買い物・外出の和製英語
- ガソリンスタンド → gas station
- フライドポテト → French fries(アメリカ)/chips(イギリス)
- モーニングコール → wake-up call
- ペットボトル → plastic bottle
- サイン(有名人のサイン) → autograph
例文:Could I have a wake-up call at 7 a.m.?
(朝7時にモーニングコールをお願いできますか?)
海外旅行のホテルでもよく使う表現なので、覚えておくと安心です。
意味が違って誤解されやすい和製英語
和製英語の中でも特に気をつけたいのが、英語にも同じ言葉があるのに意味が違うものです。通じないだけでなく、別の意味で伝わってしまうことがあります。
- クレーム:日本語では「苦情」ですが、英語の claim は「主張する」という意味です。苦情は complaint と言います。
- テンション:日本語では「気分が高い・低い」ですが、英語の tension は「緊張・張りつめた状態」です。「テンションが上がる」は I’m excited. と言えば伝わります。
- スマート:日本語では「細身」の意味で使いますが、英語の smart は主に「頭がいい」という意味です。体型について言うなら slim が近い表現です。
例文:I’m so excited about my trip!
(旅行が楽しみでテンションが上がっています!)
和製英語と上手に付き合う3つのコツ
和製英語は数が多いので、すべてを一度に覚える必要はありません。次の3つのコツを意識するだけで、英会話がぐっと楽になります。
コツ1:よく使う言葉から少しずつ覚える
自分の仕事や生活でよく使う言葉から覚えるのがおすすめです。「これ英語で何て言うんだろう?」と思ったカタカナ語を、辞書や翻訳アプリで確認する習慣をつけましょう。
コツ2:通じなかったら説明して言い換える
英語が思い浮かばないときは、その物や様子を説明すれば大丈夫です。たとえば「ホッチキス」が出てこなければ、次のように言えば伝わります。
例文:I need something to put papers together.
(紙をまとめるものが必要なんです。)
言い換える力は、和製英語に限らず英会話全体でとても役立ちます。
コツ3:間違いを恐れずに使ってみる
和製英語を使ってしまっても、恥ずかしいことではありません。相手が不思議そうな顔をしたら「通じない言葉なんだな」と気づけるチャンスです。実際の会話で間違えて覚えた表現は、記憶にも残りやすくなります。
英単語を効率よく覚えたい方は、忘れにくい英単語の覚え方7つのコツもあわせて参考にしてください。
まとめ:和製英語を知ると英会話がもっと楽しくなる
和製英語は、日本語の中で便利に使われてきた言葉です。悪いものではありませんが、英語で話すときは「通じないかもしれない」と知っておくことが大切です。
- 和製英語は、日本で作られた英語風の言葉
- 組み合わせ・省略・意味の変化が「通じない」原因
- クレームやテンションなど、意味が違う言葉には特に注意
- よく使う言葉から少しずつ覚える
- 通じなければ説明して言い換えればOK
身の回りのカタカナ語を「英語では何て言うんだろう?」と考えてみるだけでも、立派な英語の勉強になります。今日から1つずつ試してみてください。
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