おそらく「英会話ができればいいな〜」と思っていない人はいないくらい、英語への憧れは皆一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
今の時代は英会話ができてもそれほど大した事ではないと思いますが、昔は町に外国人が歩いていると目立ったくらい外国人の数も少なく、英語が話せるだけで、尊敬されるような時代もあったほどです。

日本人にとって取得するのが不利な英語、英語特有の音は日本人には聞き取り辛く、発音しにくいので皆苦戦します。

またアメリカやヨーロッパへの文化やファッションなどへの憧れから英会話に入る方も多くいらっしゃいます。
また音楽や映画から英会話に興味を持つ方も沢山いらっしゃいます。

さて、学生時代に英語を全く勉強しなかった私が英会話を始めたきっかけは海外旅行です。
今振り返って考えてみると友人たちに誘われて、あまり気が乗らなかった2度目の海外、フィリピンのマニラ旅行が英会話スクールを始めるきっかけとなりました。

その時はガイドがついていたので英語を話す必要はありませんでしたが、空港で出会ったバイリンガルの女性が話す英語の格好良さや現地での様々なシーンで英語が話せたら便利なのに!思った所から英会話学習を始めようと思ったことを覚えています。

その後、毎年1、2カ国海外旅行に行ってた私は、それからやっと2年後に英会話のスクールに通い出します。

まず大手のスクールにカウンセリングに行ったのですが、その時の受講料の高さに一度頓挫していましたが、その後少し期間があきましたが幸いリーズナブルなスクールに出会いました。

約1年半ほど通い、海外で簡単な質問やオーダーができるくらいに話しましたが、今考えるとさほどできると言うレベルではありませんでした。

その後、しばらくしてから英会話スクールを立ち上げましたが、当初は何もわからなかったので、運営だけでなくスタッフの教育や方向性など全てにおいて苦労の連続でした。

そうこうしているちに、レベルや目的、傾向など人によって同じ英会話学習者でもいろいろな方がいると言うことに気付き始めます。

私は英会話スクールに通ってレッスンを受けている方は皆、海外旅行の為で、基本的に初心者の方しかいないものと思っていたのです。
業界のことを何も知らずに運営してきたのですから振り返ると本当に信じられないようなことがたくさんありました。

さて、2005年からスタートしたこのスクールは現在の初心者専門店に変更したのは、約10年、そこからこのようなスタイルになりました。

私は英会話を始めた時は人一倍英語が出来ませんでした。今でもどちらかと言うと初心者の気持ちが誰よりもわかっていると思います。
講師たちと話していると、彼らは英会話の上級者なので初心者の気持ちをよく理解していない方が多くいます。
今では最初の人選から教育に至るまで、自分も全てにおいて洗練されてきましたし、初心者の方々の気持ちが理解出来ない方は自然とやめていくようなシステムが構築されていますので、昔ほど苦労する事はありませんが、全てを理解してもらうのは非常に難しい事です。

例えば、正しい方法であっても、受講者が受け入れられずに英会話自体を辞めてしまえば、講師の責任でもあり、それは正しいことにはならないと言う側面があります。

英会話は永く継続しなくては上達しませんから、いかにして継続してもらうか? と言う事も理解しなくてはいけないので、英会話の上級者だからと言って良い英会話講師ではないと私は思っています。

もちろんプロとしての知識や一定のスキルは必要ですが、比較的、元々は英語力が高くなく、学習過程でつまずいたり苦労した方で、人とのコミュニケーション能力が高い方く、意外と英会話と関係ない分野でのスキルの高い方が、初心者への対応が良いと言うことが多くあります。

マテリアルについても数ある英会話教材の中でどのようなものを使っているか?は初心者に特化したものですが、これらも英会話上級者が見て良いものとはかぎりません。

もちろん、目的やレベルによって使うものも変わってきますし、全ての人に良いものはございません。
各自にあったマテリアルや指導法は受講される方によって異なります。

このように初心者に特化すると言うことは、世間一般とは違う面もあり、自社の強みは初心者に特化した考え方で運営していると言う事です。




COCCO英会話で英会話を学ぶ方は目的もレベルも様々です。

英会話初心者専門店なので、中級者は非常に少なく上級者はほぼいません。

英会話初心者といってもレベルには差がありますが、大きく分けて当スクールでの英会話初心者とは外国人と普通に日常会話をできない方と定義しております。

そこそこの会話ができる方は中級者位と定義しております。

また、特に全く英語がわからないとか、学生時代に英語が苦手嫌いで避けていたといった方が本当に初めの第一歩から学べると言うところを中心としております。

従いまして、講師は日本人が多く活躍しております。

私が初めて英会話を習いに某大手英会話スクールを訪れたときはレベルチェックを兼ねた体験レッスンを勧められ案内されたのはアメリカ人講師でした。

初めは簡単な英語で挨拶をしてくれたのですが、私はその挨拶の意味もわからず返事さえできなかったので、その後は最後まで日本語で教えてもらいながらレッスンを行いました。

そのアメリカ人講師は困った顔でレッスンをしていましたが、おそらく日本語は使わないように指導されていたのだと思います。

このように本当の初心者にとって英語で英語を学ぶのはハードルが高い場合があります。

もちろんどんなに初心者であっても外国人から習いたいと言う方はいらっしゃいます。

そして幼児や子供なら体や感覚で覚えていくのでリスニングや発音においても外国人講師から習う方が良いと思います。

しかし私のようなタイプの方も非常に多く、日本語でゆっくり英会話を学びたい、わからないことを日本語で質問して日本語で教えてほしいと言う声も多いのです。

私の場合は英文法を全く理解していなかったので、日本人講師から始めにならったことがとても良かったと思っています。

そして英語の基礎がわかり始めた頃、自然と外国人と話したい。自分の英会話力をためしたいと思うようになりました。

英会話を真剣に学習していると自然とそのような思いが湧いてくると思います。この時点で外国人のレッスンを受けて会話練習を中心に学習していくとレベルに合った学習方法になります。

このような経験から講師への指導ではわかりやすく楽しいレッスンを心がけると言うことを伝えています。 

自分本意なレッスンをしていると生徒が講師を受け入れてくれなくなるばかりか、当初の目的を達し得る事ができなくなる可能性が高くなります。

また、英会話スクールに来る方の目的は間違いなく英会話学習なのですが、その目標は人それぞれで、1年後にはある程度話せるようになりたいと言おう方もいれば、将来は通訳になりたいと言う方もいます。 

また海外で使えるレベルになれば良いので、そこまでしっかりと文法を学ばなくても良いと言う方もいれば、趣味で英会話をしているので、とにかく長く続けたい言う方もいます。 

仕事のストレス発散という理由で通われる方もいらっしゃいます。


こういった事は意外と講師を目指している方自身もよくわかっていなかったりしますので、スクールではよくスタッフ同士で話し合ったりします。

どのような習いごとでも、すぐにやめてしまうと意味をなしません。


長く続けていくことで、生徒様の目標が達成できるようになります。


私たちは、個々の思いを尊重したレッスンを日々心がけています。