簡単に英会話ができるようになる方法!
「3ヶ月で!」「聴くだけで!」と言うようなキャッチフレーズを聞いたことがあると思いますが、実際はなかなかそれだけでは出来るようになりません。
上記の質問はうちの生徒さんからよく受ける質問です。
例えば、野球やサッカー、バスケットボールなどを上手くなるためにはどうすればよいでしょうか?
実は英語もこれらと同じです。
ですから英語に限っては「聴くだけで」とか「短期間で」出来ると思うかもしれませんが、そんな事はありませんね。
では簡単には身に付かないのかと言うと、意外とそうでもありません。
問題は学習方法と自己分析をすることが重要です。
例えば英語の語彙や文法力、単語量は比較的、皆さんお持ちです。
一部の単語や文法は再度覚える必要がありますが、日常に使う2000~4000単語は十分持っていらっしゃいます。
さてここで、話は変わりますが、車の運転についてです。
車を運転するには運転免許が必要ですが、免許を取得する時に教習所などで「学科」と「実地」を習います。
学科は交通ルールなどを学び実地は車の実際の動かし方を習います。
英語に置き換えますと、英語のルール文法が「学科」で話すと聞くの会話が「実地」にあたります。
何が言いたいかと言うと、学科を習っただけでは実際に運転は上手くならないという事です。
日本人の場合は基本的にこの運転の練習にあたる「会話の量」が少ないと言う事になります。
これは日本の教育が今まで試験用の勉強英語にフォーカスしてきたと言う事もありますが、国民性として英語を話して間違えたらいけないとか、恥ずかしいと思う事が会話をしないという事につながっています。
こちらの話は掘り下げるとまだまだ理由を述べなくてはいけないので、話は元に戻り
簡単に英会話力をつける方法です。
実際簡単ではありませんが、やり方としては簡単です。
時間の確保と継続さえできれば誰でも流暢に英語が話せるようになりますが、根気だけは必要です。
その方法は何かというと、口を動かす練習、「シャドーイング」や「オーバーラッピング」を毎日繰り返し行う事です。
何だ、そんなことか、と思われたかもしれませんね。
言われなくてもシャドーイングは聞いたことがあるでしょう。
しかしながら毎日継続して長く行っている方が非常に少ないと思います。
英会話力の向上は「英会話を実際に数多く行う」と上達します。
なので海外留学や移住して英語をたくさん話せばよいのですが、日本に居ながらにしてそのような環境は今のところ作れる場所は非常に少ないでしょう。
ですから周りの環境に関係なく、自分自身で完結できる学習方法としての簡単な方法はシャドーイングとオーバーラッピングという事になります。
では文法は?と言うとまったく英語が出来ない方はサラッと簡単に初心者クラスの英会話を習ったり、NHKの英語番組を見るとかそのようなレベルで十分です。
割合としては(会話)実地9割、(文法)学科1割くらいのイメージです。
いくら何でも文法が少なすぎると思われますか?
自己学習での割合は放っておいても文法に偏りますので、上記くらいのイメージで十分です。
では、次にシャドーイングのやり方と効果です。
シャドーイングが大切だ、とか良い方法とはわかっていても、やり方とやってからどうなるかがわからなければ出来ないし、やれないという声もあると思います。
シャドーイングのやり方はネットで検索すると沢山出てきますのでそちらのやり方を参照頂いて、私が考える頻度と時間ですが、毎日1回から2回、初めのうちは5分~10分くらいで始めるのが良いでしょう。
長く続けることが重要ですから自分が無理なく続けられる時間が良いです。
慣れてくると一回に30分ほど行うよいでしょう。
これを1ヶ月から3ヶ月1繰り返していただくと、手ごたえが実感できるようになります。そして継続して半年から1年ほど続けると英語を話す口が出来ますのでナチュラルな英語の発音で会話することに違和感なく出来るようになります。
そうです、大人は理論や理屈で英語を覚えて話そうとしますが、子供は体で覚えて真似をしながら学んでいきます。
シャドーイングは子供が言語を学ぶ方法にきわめてよく似ています。
英語がわからないのに英語を話すのはどうかと思われるかもしれませんが、だまされたと思って実行してください。
結果は数か月後にわかりますが、車の運転の例えと同じようにいくら交通ルールや車のメカニズムを学んでも運転が上手くならないように理論は後回しにして実行する、運転の場合は実際に街中を運転する(交通ルールが存在するので無免許では出来ませんが)事を何度も行うと実際にアクセルやブレーキの感覚、曲がる時のハンドル操作などが体で体感できます。
もし同じコースを毎日15分半年走るとどうなりますか?
そうです、初めて運転するときに比べて緊張感なく上手く運転できるはずです。
英会話もスポーツなどと同じ感覚でやってみてください。
「聴くだけ」「見るだけ」「短期間で」と言ったキャッチフレーズが、事実かどうかわかると思いますよ。